夜の病院での怖い体験
夜の病院での怖い体験

「そう。だからこの中には案内できないんだけどね」

隆志が言った。

いや、そんな中入れるわけないだろ。

僕は心の中で叫んだ。

何なんだここは。怖い。早く帰りたい。

「俺の研究室は次の角を曲がったところなんだよね」

隆志がまた歩き始めた。

でも、、、

僕の足は全く動かない。

動かそうと思っても怖くて動かないのだ。

「隆志、ちょっと待って・・・」

僕は声を出したつもりだった。

が声が出ない。

隆志はそんな僕に気づかないのか、どんどん先に進んで行ってしまう。

その時、身震いするような冷たい空気が背後から吹き付けてきた。

「な、なんだ?」

僕は後ろを振り返った。

するとそこには、緑色のような濃い霧のようなものが立ち込めていた。

そして突如その緑色の霧の中に赤い光が2つ。

まるでオオカミの目のように鋭い光を放っていた。

その緑色の濃い霧と、赤い2つの光が僕めがけて襲い掛かってきた。

「うぁわぁーーー」

声にならない叫びを放ち、僕は一目散に後ろ向きに走り出した。