夜の病院での怖い体験
夜の病院での怖い体験

車を降りた僕らは、隆志の大学病院に向かって歩き始めた。

時間は深夜0時をまわっていた。

大学病院に向かって歩き始めたといっても、あたりは真っ暗でどこが大学病院の入り口なのかもわからない。

僕はただただ隆志の後にくっついて歩いた。

突如、真夏なのにひんやりとした空気が流れてきた。

突然、隆志が振り向いた。

「付き合わせてごめんな。ここが病院の入り口。」

見ると古ぼけた建物がいつの間にか目の前にそびえたち、さらに目の前には今にも壊れそうな古いドアがあった。

「え、これが隆志が通ってる大学の病院なの?」

ちょっと意外だった。

隆志を含む医者は金持ちだというイメージが強かったので、てっきり大きくてきれいな病院で働いているのだとかってに想像していたのだ。

でも、今目の前にそびえたつ大学病院は、言い方は悪いが廃墟のように見えた。

夜遅いからそうみえるのであろうか、、、

僕の雰囲気を察した隆志がバツが悪そうに声をかける

「結構ぼろいだろ、俺の学校。新しく立て直す計画もあるらしいんだけど、今はこんな感じなんだ」

「いや、大学なんてどこもそんなもんなんじゃない?」

僕はあわてて返事をした。

この廃墟のような病院にこれから入るのか・・・

ためらう僕を尻目に、隆志は目の前にある病院の入り口の扉に手を伸ばした。